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メタボリックシンドロームと厚生労働省その15

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とその予備群が、40〜74歳の中高年世代で2000万人近いことが、厚生労働省の調査で分かりました。
メタボリックシンドローム担当の厚生労働省職員
日本内科学会と関係学会が2005年4月に策定したメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準を参考にして、40〜74歳の中高年約5700万人のうち、2004年に実施した国民健康・栄養調査で対象とした約3000人のデータから推計値をはじき出したものです。

それによると、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当する中高年は940万人、予備群は1020万人と推計されました。

男女別では、男性が2人に1人、女性で5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)か予備群に該当し、男性の方がその割合が極めて高いことが浮き彫りになりました。

厚労省によると、全国の糖尿病患者は約740万人、高血圧症患者は約3100万人、高脂血症患者は約3000万人と推計されています。いずれか一つの病気のある人は国民の約47%で、三つの病気を併せ持つ人も5%いるとみられています。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当するのは、ウエストが男性は85センチ以上、女性は90センチ以上で、さらに血圧、血中脂質、血糖の3項目のうち2項目の数値が高い人。1項目だけの場合は予備軍となります。
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