メタボリックシンドロームと厚生労働省その2:メタボリックシンドローム情報局!のメタボリックシンドロームと厚生労働省でメタボリックシンドロームと厚生労働省その2を解説!



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メタボリックシンドロームと厚生労働省その25

現在の成人健診は、糖尿病や高血圧症など個別の病気を発見することとその予防を重視しています。

しかし、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の症状や肥満が複合的に表れた場合、脳卒中や心疾患を発症する危険度が飛躍的に高まることから、厚労省では、2008年度をめどに、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防を主眼とした健診と保健指導の改革を目指しています。

厚労省がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の対策に力を入れる背景には、医療費が2025年には現在の28兆円から56兆円に膨張することが予測されいてその抑制が必要なこと、日本人の死因の約3割を占める心臓病と脳卒中の予防が欠かせないことがあります。メタボリックシンドローム撲滅を目指す若い医師

厚労省は、老人保健法の改正を考えています。2008年度から40歳以上の健診を大幅に見直す方針を打ち出しています。

新しい健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の発見を重視しています。予備軍の段階での保健指導を強化し、お薬での治療が必要になる前に、受診者の生活習慣を変えるよう促す考えです。

2025年までに生活習慣病の治療費や薬剤費を2兆円削減する目標です。

しかし、保健指導だけで生活習慣を変えるのは困難です。研修プログラムなどを充実させることを今後十分に検討することが必要となり、保健師らへの教育・啓蒙をしていかなくてはならないでしょう。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は世界各国により診断基準が異なっていて、医学的・科学的な評価が定まっていない面もあります。

また、保健指導で本当に脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などを予防できるかどうかのデータもまだ不十分なので、検証が求められるところではあります。
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