メタボリックシンドロームの診断基準は?その2

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準には、まず腹囲(ウエストサイズ)が使われます。
男性:85センチ以上
女性:90センチ以上
これに加えて、血圧、血中脂質、血糖の3項目のうち2項目の数値が高い人がメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に該当することとなります。3項目のうち1項目だけの場合は予備軍ということになります。
米国の診断基準を見てみると、血糖値は110以上が基準値とされています。糖尿病の診断基準が126以上であるのに対し、110以上は「境界型」ということになり、糖尿病予備軍を指すことになります。
また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)診断基準で血圧は最大血圧が130、最小血圧は85以上となっていて、高血圧の診断基準(最大血圧140、最小血圧90以上)より低く設定されています。
どちらも診断基準を低く設定することで、「糖尿病」や「高血圧」と診断される前に治療を始めようという狙いもあるわけです。